学習塾で英語を教え始める前に、英語教育に関する書籍を相当数読ん だ。ある先生の記述を覚えている。子どもの英語と大人の英語との間には高い壁がある、と書いてあった。大人の英語には起承転結のようなストーリーがある。大人の英語を学ぶには、中学生程度の知力が必要だ。自分の子どもが子どもの英語を使いこなせるようになったからと言って、親は喜んではならない、と書いてあった。
学習塾で所謂帰国子女の中学生に英語を教えたことがある。小学校の前半をアメリカで過ごして、現地の小学校に通っていたそうだ。聡明な男の子であったが、英語能力に関して優位性を見い出せなかった。前述の書籍の記述の通りだと思った。