ヤマト運輸の元社員がダイヤの原石20個が入っていた荷物を盗んだ疑いで逮捕されたと 報道された。原石の金額は概算1250万円だそうだ。原石の一部は見付かっていない。
荷物を盗んだ元社員に責任があることは言うまでもないが、ヤマト運輸のコンプライアンス違反の問題が大きい。宅急便の運送約款では一梱包の価格が30万円を超える荷物は送れないことになっている。荷物が無くなったり棄損した場合の補償額の上限も30万円になっている。荷物を受け付ける段階で、内容物と金額を聞かなければならない。聞かずに荷物を引き受けていれば問題だ。ダイヤの原石で1250万円相当と聞きながら引き受けていたら論外だ。
約款は顧客が内容を読んでいるいない、あるいは内容を知っている知らないにかかわらず適用されるのが原則だ。従って、補償の上限額が30万円という主張は可能だ。しかし、常軌を逸脱したコンプライアンス違反を社会から指弾される可能性は非常に高い。ヤマト運輸が30万円を超える補償に応じる可能性は十分考えられる。