安易に「風評被害」という言葉を使わないでもらいたい。原発事故の「処理水」(一応の浄化をしているが、トリチウムなどの放射性物質は残っている。「汚染水」と呼ぶべきだが、国民を騙すために「処理水」と呼んでいると私は理解している。)の海洋放出に反対している人たちが「風評被害」を口にしている。
実際の被害が「風評被害」だけで終わるなら、「処理水は安全であり、海洋に放出しても魚介類は放射性物質に汚染されずに食べても安全」ということになる。放射能汚染を勝手にイメージした消費者が魚介類を買わなかったり、旅行者が来なかったりするという被害が発生する。
「風評被害」を声高に言えば言うほど、原発事故を小さく見せたい勢力を応援することになるのだ。原発事故から10年が経過したが、故郷に戻れない人たちが大勢いることを忘れてはならない。戻れない理由が「風評被害」であるはずがない。