中村哲先生 | muaiのブログ

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パキスタンやアフガニスタンで長期に渡って支援活動を行ってきた中村医師が、昨年何者かによって銃撃されてお亡くなりになった。

 

中村先生の活動内容に関する文章が高校の英語の教科書に載っていた。私が英語を教えている高校生と一緒に読み進んだ。

 

中村先生は医師なので当初は医療活動を行っていた。現地では干ばつのために農作物は極度の不作だったし、飲料水にも事欠く状況だった。飲用に適さない水を飲まざるを得なかったために、下痢や感染症で死亡する乳幼児が多かった。

 

中村先生は診療所を増やすよりも、灌漑用の用水路を建設する方がより有益な支援になると気付いた。日本から土木工学の書籍を取り寄せて独学で用水路の設計を始めた。生活のために已む無くタリバンの戦闘員やアメリカ軍の傭兵をやっていた地元の人たちにも働いてもらって、7年間を掛けて最初の用水路を完成させた。荒れ地を農地にすることができて、地元の人たちは農業で生計を立てられるようになった。

 

中村先生はさらに、モスクや学校の建設にも取り組んだ。用水路建設の技術者を養成する学校の準備も進めていたそうだ。

 

読み終えた時に生徒は「凄い人ですね。」と感想を述べた。私が感想を求めたのではない。彼が自発的に思ったことを口にしたのだ。