東日本大震災による津波で多くの児童や教員が死亡した県で、高裁の判決が出た。妥当な判決だと思う。遺族が損害賠償請求訴訟を提起した時に、損害賠償請求したことを非難した人たちがいた。「天災による事故なのに損害賠償請求をするのは怪しからん。」という余りにプリミティブな論拠による。
結果回避可能性の有無が重要だ。被災地の住民が全員津波で死亡したのなら結果回避可能性は無かったことになり、損害賠償請求は不当だ。実際は、適切に避難した人たちは助かっている。迅速に高台に避難すべきだったのに、津波が到達するまで学校に残っていたことが事故の原因だった。