消費税導入直後のことを思い出した。思い出したきっかけは判らない。
消費税の端数は、切り捨て、切り上げ、四捨五入のいずれを選択しても良かった。ただし、企業として統一していることと、頻繁に変更しないことが求められた。私の勤務先は切り捨てを選択した。顧客に対する姿勢として、切り捨てを選択した企業が圧倒的多数だった。
私の職場では、会社全体から見るとローカルなシステムを運用していた。このシステムでの消費税の端数の取り扱いを切り捨てにしていた。予想もしなかった理由から手作業での対応をしなければならなかった。単に切り捨てと言っても、切り捨ての対象となる費目のグルーピングが問題になる。顧客と当社が同じグルーピングをしていれば良いが、必ずしもそうでなかった。客先は客先でシステムを持っている企業が多かったので、自社のやり方に合わせて欲しいとの要請を受けた。ブレイクダウンすれば費目毎に1円の話だ。金額の問題ではない。相手は顧客なので要請に応じた。
後から気付いたことだが、費目毎にプラスマイナス1円の違いを許容するようにしておけば良かったのだ。担当者がそういうアバウトなことを好まない性格だったがためにそうしていなかった。
システムの手直しは直ぐにはできなかった。こういう理由では申請しても通るはずがない。消費税率が5%に変更になる時に同時に実施した。
自分の好みで仕事をやってはならないことの良い見本だ。