包丁を使う以上、砥ぐことができるのは当然だと思ってきた。昔から腕の良い大工さんは、鋸を自分で目立てしたり鉋の刃を砥いだ。板前さんもその日の仕事の終わりに包丁を砥いでいた。
どうも、私の認識は間違っていたようだ。私の周辺で家内を含めて自分で包丁を砥ぐのは私の母と私以外誰もいない。
私はたまたま高校の美術で工芸を選択したので、先生から鉋やノミの砥ぎ方を教わった。包丁の砥ぎ方を教わった経験は無い。家内は本格的な料理学校へ通った経験がある。包丁を砥げないところを見ると、教わっていないのだろう。恐らく、学校の家庭科でも教えていないと思われる。
高価で怪しげな刃物砥ぎ道具が売られているのは砥石を使える人が少ないからなのだろう。学校の家庭科で教えるべき技能だと思う。