25km位歩けなければサラリーマン新人時代のことだ。冬のことだった。給料日前で財布の中に1000円しか入っていなかった。残業を終えて帰ろうとしたら、先輩に「飲みに行こう」と誘われた。「お金が無いです」と言ったら「奢る」と言われた。 飲んだ後に地下鉄で独身寮最寄りの駅に向かった。寝過ごして、地下鉄に乗り入れている私鉄の駅で目が覚めた。帰りの電車は無かった。やむなく歩いた。 独身寮に電話して誰かが出てくれればタクシー代を用意してもらえると思ったが、電話に出てもらえなかった。 歩き通して独身寮へ帰れた。