5年前のある日の夕方に空を見上げていた。私は原発事故がどうなるのか怯えていた。次男は、関西へ逃げたいと言っていた。
地上は日没を迎えていたが、上空はまだだった。北へ向かう飛行機が観えた。札幌便かな、と思ったが、よく観ると主翼が無かった。
仮想敵国が原発を狙って発射した巡航ミサイルか?と思ったが、巡航ミサイルがあのような高高度を飛ぶはずは無い。しばらくして、その飛行物体は二つに割れて観えなくなった。
隕石だったと一応納得した。
その後、隕石で無かったと考えた。隕石だったら、地表を明るく照らすほどの光を出す。隕石にしては飛行速度が遅過ぎた。
ミサイルだったと思っている。高度10km程度を亜音速で飛ぶミサイルを迎撃するのは、自衛隊の地対空ミサイルには楽勝だ。