先程、仮装のことを「日常性からの脱却」と記述した。その続きを書く。
旅行や登山も明らかに、日常性からの脱却の手段だった。我が国では、支配者であった領主は領民の旅行や登山を好まなかった。諸外国でも同様だった。
我が国では、信仰を大義名分にして、旅行や登山を行ってきた歴史がある。伊勢詣や四国巡礼が代表格である。
ヨーロッパでは、「山には悪魔が住む」と思われていた。我が国では、「山に神様や仏様が住む」と思われてきた。明治時代以降にヨーロッパから近代アルピニズムが導入された。その前から、日本の山に登られていた形跡があった。。主要な高山の山頂に祠があった。剣や錫杖が祀られていた。
我が国では、山を「信仰や修行の場所」としてきた。でも、本音は「レジャー」だったと思う。