20世紀末以降、コンプライアンスを貫徹できなかった企業は、顧客の信頼を失って破綻したり破綻に近い状況へ追い込まれてきた。
花火大会についての市報を読んでいて思った。
協賛金を寄付した企業と金額が記載されていた。数十万円を寄付している企業もある。誰もが知っているような大企業の協賛金が意外に低額だ。
その理由についての私の推測だ。
現在の大企業は、「寄付金」の支出について社内で高いハードルを設定している。お客様商売をやっている以上、高額の寄付金を出せば地元から支持されるのは明らかだ。それでは、寄付金の歯止めができなくなる。責任者(支店長、支社長、工場長など)がポケットマネーから支払っているのではないかと思う。
これはコンプライアンスに反する。「公私混同」になるからだ。企業名で一個人が寄付することは問題がある。企業の財務諸表に記載されていない支出になるからだ。敢えて個人が寄付した場合は、あくまで個人名で寄付しなければならない。
些細なことだと思ってやっていると、いずれ重大なコンプライス違反に通じる。