汽車とは、蒸気機関車が牽引する客車と貨物列車のことだ。
私の叔父は旧国鉄の職員だった。叔父は、汽車と電車をこう使い分けていた。
近郊の通勤電車を「電車」と呼んでいた。中長離の電車を「汽車」と呼んでいた。仙台上野間の特急列車や急行列車は、電車であったが、叔父は「汽車」と呼んでいた。当時の国鉄マンの常識だったと思われる。
当時(中学生時代)に、蒸気機関車が牽引する列車は川越線でしか見たことがなかった。
イルカが歌ってヒットした「なごり雪」という歌があった。冒頭は「汽車を待つ君の横で僕は・・・」だった。
歌詞の内容から、舞台は東京駅か上野駅しか考えられない。1970年代半ばの歌だ。
当時は東京駅にも上野駅にも蒸気機関車が牽引する客車は発着していなかった。
「電車を待つ君の横で僕は・・・」では、東京を離れるという雰囲気が出なかったのだろう。