「石橋を叩いて壊す。」大学時代に、航空部という運動部でグライダーに乗っていた。 同期の部員で、筋骨隆々な男がいた。高校時代は体操をやっていた。 筋力の強さは相当なものだったらしい。複座グライダーの後席で指導していた先輩達が、危ない時に「操縦桿から手を離せ。」と怒鳴ったそうだ。 彼は無謀な操縦をしなかった。 それにもかかわらず、「石橋を叩いて壊す。」と言われた。 慎重な彼が、本気で石橋を叩いたら、壊しかねないと思った。