金属疲労 | muaiのブログ

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1950年代にイギリスの世界初のジェット旅客機であったコメットが事故を多発した。空中分解事故まで起こした。


事故原因を解明するために、巨大な水槽を作って機体を沈めた。水槽の水を入れたり抜いたりする作業を繰り返した。その結果、金属疲労によって機体が破壊されたとの結論を見出した。


飛行機は上昇すると、機内に空気圧を掛けている(与圧と言う)ために、胴体が膨れる。下降すると逆になる。これを繰り返した結果、金属疲労のために機体が破壊されたのだ。


アルミやアルミの合金であるジュラルミンは、弾性変形の範囲内でも金属疲労を起こすことが判った。鉄(スチール)は弾性変形の範囲内では金属疲労を起こさない。


弾性変形の範囲を越せば、鉄でも金属疲労を起こす。針金を切りたい時に、ペンチやニッパーが無いと、繰り返し折り曲げれば切れる。


学生時代にジュラルミン製のグライダーを使った。新品状態では、宙返りなどの曲技飛行ができて快適に飛べた。金属疲労に勝てなかったようで、引退は早かった。


自転車のフレームにアルミが使われた。本格的な競技で、アルミパイプが破断して、競技生命を絶たれた選手たちがいたのは、残念だ。自転車業界が航空業界の情報を共有できていれば、避けられたと思う