もくもく | muaiのブログ

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学生時代にグライダーの合宿に参加していた時の話だ。


当時は、栃木県の鬼怒川の河川敷にある滑空場を利用していた。地元の公民館を借りて宿舎にしていた。


下級生が交代で食事当番をやっていた。


当番の主な仕事は、三食を作る、食器洗い、宿舎の清掃、天気図の作成だった。昼食を滑走路へ運んで配膳した段階で、次の当番へバトンタッチだった。


2年生の夏に仲の良いKと食事当番をやった。OBの送迎で食材の買い出しを終えて宿舎に戻った。田園の中の公民館なので、夏は蚊が多い。蚊取り線香を使っていたが、効果は今一つだった。


アルミ製の灰皿に蚊取り線香を折って薪のように積み上げて点火してみた。視界を遮る程の煙が出て、蚊を殲滅することができた。


訓練を終えた現役部員やOBが宿舎に帰ってきた。蚊取り線香の煙に驚いて、「何だこれは!」と言っていたが、蚊がいなくなっていることを評価してくれた。


これを「もくもく」と名付けた。


もくもくの伝統はその後も続いたようだ。卒業してから10年以上経過した時に送られてきた部誌を読んだ。ガラス製の灰皿で「もくもく」をやった食事当番がいた。灰皿は高熱のために割れて飛び散った。布団の上に蚊取り線香が飛び散ったそうだ。貸布団業者に賠償金を払ったと書いてあった。