今日は二十四節気の「大雪(たいせつ)」
さかんに雪が降り、積もる頃とされていまね。
神奈川県は冬晴れの一日で、動き回っていると少し暑いくらいでした。
最近の読書から。
『 犬がいた季節 』 伊吹有喜

目次:
めぐる潮の音 昭和63年度卒業生 昭和63年(1988)年4月~平成元(1989)年3月
セナと走った日 平成3年度卒業生 平成3(1991)年4月~平成4年(1992)年3月
明日の行方 平成6年度卒業生 平成6(1994)年4月~平成7年(1995)年3月
スカーレットの夏 平成9年度卒業生 平成9(1997)年4月~平成8年(1998)年3月
永遠にする方法 平成11年度卒業生 平成11(1999)年4月~平成12年(2000)年3月
犬がいた季節 令和元(2019)年夏
1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。
「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。
初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。
昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、瑞々しく描く青春小説の傑作。
* 犬のコーシローも、18歳の人間の青春も、切なくて愛おしい!!
『 雲を紡ぐ 』 伊吹有喜

目次:
六月 光と風の布
六月下旬 祖父の呪文
七月 それぞれの雲
八月 美しい糸
十月 職人の覚悟
十一月 みんなの幸
三月 その手につかむもの
エピローグ ホームスパン
壊れかけた家族は、もう一度、一つになれるのか?
第8回高校生直木賞(2021)受賞作! 羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげた「時を越える布・ホームスパン」をめぐる親子三代の「心の糸」の物語。
いじめが原因で学校に行けなくなった高校2年生・美緒の唯一の心のよりどころは、祖父母がくれた赤いホームスパンのショール。
ところが、このショールをめぐって母と口論になり、美緒は岩手県盛岡市の祖父の元へ行ってしまう。
美緒は、祖父とともに働くことで、職人たちの思いの尊さを知る。
一方、美緒が不在となった東京では、父と母の間にも離婚話が持ち上がり……。
「時代の流れに古びていくのではなく、熟成し、育っていくホームスパン。 その様子が人の生き方や、家族が織りなす関係に重なり、『雲を紡ぐ』を書きました」と著者が語るように、読む人の心を優しく包んでくれる1冊。
* 人の手で羊の毛を紡ぎ糸にして布を織る。
軽くて暖かいホームスパンのコートやジャケット素敵です!!
お高そうで買えそうにも有りませんし、受け継いでくれる人も居ないのが残念!!
『 ハロー・グッドバイ 』 小路幸也

目次:
春 ここ掘れワンワン迷子かな
夏 一夜一夜にもの語る
秋 どこかで誰かが君の名を
冬 ハロー・グッドバイ
田町家が取り壊され増谷家・会沢家として生まれ変わろうとするなか、ついに〈かふぇ あさん〉の夜営業が始まる。
見慣れないお客さんとともに、不思議な事件も舞い込み……。
そして、藍子とマードックのイギリス生活にも大きな転機が。
さまざまな変化や試みに、堀田家は「LOVE」を胸に挑んでいく。
思わぬ場所での再会、知られざる過去との遭遇、甘酸っぱい恋の行方、切ないけれど前向きな旅立ち……。
今年も賑やかで温かな、大人気シリーズ第17弾!
* 次号も早く読みたい!!
『 花咲小路二丁目の寫眞館 』 小路幸也

目次:
<久坂寫眞館>は<花咲小路商店街>の二丁目
重さんが撮らない理由は
こんなところに来てしまった理由は
もしも戻れるとしたらそういうことかも
また行ってしまうなんてそんなことが
セイさんが自分で<怪盗セイント>だと言うのは
セイさんの家から盗み出すというのは
カメラマンとして忍び込んだ後には
今はもういなくなってしまったものたちと
今はもういなくなってしまった人たちの
求められているものは何なのか
フォトグラファーとしての本領を発揮するために
隠れていたものの大きさは
撮らなければいけないもの
帰ってきた私たちに
たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。
新米カメラマンの樹里が働く“久坂寫眞館”は、大正から続く商店街いちばんの古株。
社長の重は若くして跡を継いだ四代目だが、お客の写真は撮らないのだという。
それもそのはず、重が撮影する写真には幽霊みたいなものが写り込んでしまうそうなのだ。
二人であれこれ調べているうちにふと思いつき、重が「動画」で撮影した瞬間、思いもよらないことが起きて・・・。
『 おいしいごはんが食べられますように 』 高瀬隼子

芥川賞受賞作。
「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」
心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。
職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。
ままならない微妙な人間関係を「食べること」を通して描く傑作。
* 題名から ほんわかした美味しいご飯の話かと思ったら何だか後味の悪いお話でした。
まぁ、芥川賞ですものね。
給料を貰う会社員として問題ありの芦川、天然か?計算か? 頑張るポイントがズレているでしょ!!
それを許している職場の人達も変だし、二谷と押尾も人として歪、不気味な人たちの集合体です。
『 爆弾 』 呉勝浩

東京、炎上。正義は、守れるのか。
些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。
たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。
直後、秋葉原の廃ビルが爆発。
まさか、この男“本物”か。
さらに男はあっけらかんと告げる。
「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。
警察は爆発を止めることができるのか。
爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。