3月の読了本 本

 

『 乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO 青柳碧人

目次:

第一話 カツ丼とかけそば

第二話 平井太郎を追って

第三話 明智小五郎

第四話 鵠沼の別れ

第五話 満州国と二十面相

第六話 ヨーロッパへ

第七話 それぞれの再起

最終話 人生よ、謎に満ち

 

大学の先輩後輩、江戸川乱歩と杉原千畝。

まだ何者でもない青年だったが、夢だけはあった。

希望と不安を抱え、浅草の猥雑な路地を歩き語り合い、それぞれの道へ別れていく……。

若き横溝正史や巨頭松岡洋右と出会い、新しい歴史を作り、互いの人生が交差しつつ感動の最終章へ。

真の友人はあなただけでしたよ」――泣ける傑作。

 

 

 

『 モノ 』小野寺史宜

目次:

清藤澄奈(きよとうすみな) 三十五歳 総務部

梅崎初巳(うめざきはつみ) 三十歳 運輸部、乗務区乗務員

水村波衣(みずむらなみい) 二十五歳 営業部、駅社員

杉本滋利(すぎもとしげとし) 四十歳 技術部、施設区線路

 

「 東京モノライフ 」

第一話 モノレール浜松町編【清藤澄奈】

第二話 天空橋編【梅崎初巳】

第三話 羽田空港第三ターミナル編【水村波衣】

第四話 昭和島編【杉本滋利】

 

あとがき

あまけ

 

モノレールに乗る人、モノレールを支える人。

一本のレールがつなぐ人間ドラマを、お仕事小説の名手が、あたたかい筆致で描き出す。
2024年に開業60周年を迎えた「東京モノレール」を舞台に描く、日本初「モノレール小説」出発進行!
 

 

 

『 100年のレシピ 』友井羊

目次:

2020年のポテトサラダ

2004年の料理教室

1985年のフランス家庭料理

1965年の朝の食卓

1947年のじゃがいもサラダ

 

終戦後、荒廃から立ち直る日本において、「食」から家庭を応援する女性がいた。

料理研究家である彼女は、様々なレシピを発表し、日本中の女性から支持を集める。

そんな「伝説の料理研究家」が現代まで歩んできた道を、それぞれの時代の社会背景とつくられてきた料理を絡めて描く連作ミステリー。

 

料理が苦手な大学生・理央は、著名な料理研究家・大河弘子が設立した「大河料理学校」に通う。

そこで理央は弘子の曾孫・翔吾と出会う。

ある日理央は、ショートケーキとガトーショコラを購入して食べるが、味がおかしい。

ショートケーキの甘さが薄く、ガトーショコラはまるで粘土を食べているかのよう。

そのことを翔吾に話すとある人を紹介するという。

その人とは、大河弘子―。

なんでも、身の回りで起きた不思議な事件をきれいに解決してくれるらしいのだが…。

 

 

 

『 月の立つ林で 』青山美智子

目次:

一章 誰かの朔

二章 レゴリス

三章 お天道様

四章 ウミガメ

五章 針金の光

 

長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える自動二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事と家族のバランスに悩むアクセサリー作家。 

つまづいてばかりの日常の中、タケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』の月に関する語りに心を寄せながら、彼らは新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく。

 

最後に仕掛けられた驚きの事実と読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、『木曜日にはココアを』『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』の青山美智子、最高傑作。

 

 

 

『 ミス・パーフェクトの憂鬱 』横関大

目次:

次の問いに答えよ。

第一問:介護離職者が相次ぐ零細出版社をどうにかしなさい。

第二問:ハラスメント町長問題で炎上した某町のイメージを回復させなさい。

第三問:いじめ問題で揺れる某舞踏団の旧態依然とした体質を改善しなさい。

第四問:某製菓メーカーの異物混入事件を解決しなさい。

全問正解なるか?!

 

完璧じゃなくていい。自分で問題解決すればいい!
大人気、爽快世直しシリーズ第三弾!

難問に正解なし。

国も会社も「誰か」は何もしてくれない。

自力本願、チャレンジあるのみ。
ミス・パーフェクトだって、悩みもあるし失敗もある。

さてさて・・・全問正解なるか?!

 

 

 

『 ウバステ 』真梨幸子

目次:

Liner notes

Track 01 木綿のハンカチーフ

Track 02 22才の別れ

Track 03 ガンダーラ

Track 04 夢一夜

Track 05 まちぶせ

Bonus track

Play back

 

孤独死って、案外、幸せなんじゃない?

逗子の実家に独りで暮らす駒田世津子は小説家。

20年前、自身の作品『ウバステ』がTVドラマ化された縁で、元TV局プロデューサーの小野坂哲子、シナリオライターの舘川信代、女優の千田友枝、監督の妻だった谷崎寿々の5人で食事会を続けている。

世津子の還暦パーティから三年たった冬、寿々が千駄木のアパートで孤独死したという知らせが入った。

謎多き死に一同は憶測をめぐらす。

年が明けると、寿々の元夫である梶谷も不審死を遂げた。

食事会のメンバーにはそれぞれ、2人から遺書めいた年賀状が届いていた。
2人の死に疑問を覚えた世津子は、ほかの仲間に引きずられるように、寿々のアパートに向かう。

そこは、世津子が若かりしころ付き合っていた梶谷が住んでいた部屋だった

過去の記憶がフラッシュバックする。

そのときから世津子の体調は異変を示し始めた。

やがて真相に迫るうち、『ウバステ』のモデルとなった高級老人ホーム「ユートピア逗子」と、世津子自身の出生の秘密に触れることに……。
 “イヤミスの女王”が新たに描くミステリーの裏テーマは「老いと死」。

昭和歌謡をBGMに「おひとり様の老後」「幸せな最期の迎え方」を描き出す、著者の新境地。

 

 

 

『 李王家の縁談 』林真理子

 

いつの時代も、高貴な方々の結婚は難しい。

 美貌と聡明さで知られる梨本宮伊都子(いつこ)妃。

愛娘・方子(まさこ)を皇太子妃にと望むが叶わず、朝鮮の王世子・李垠(イウン)との縁談を思いつく。

娘の幸せを願い、この結婚を成功させるべく伊都子は奔走するが……。

明治から昭和にかけて波瀾の生涯を送った女性皇族の視点で、華麗な世界と高貴な者の知られざる内面を描く歴史小説。 

 

 

 

『 雑草と恋愛 れんげ荘物語 』群よう子

 

有名広告代理店を早期退職し、月十万円ずつ蓄えを切り崩しながら穏やかな暮らしを送るキョウコ
おかめの手ぬぐいで頬被りしてアパートの庭の雑草抜きに勤しんだり、隣人のチユキさんの悩みを聞いてあげたり、友だちのマユちゃんが遊びにきたり……と、楽しく自由な日々。
小さな幸せを大切にするロングセラー「れんげ荘物語」シリーズ、みなさんに愛されて待望の第9弾。書き下ろし最新長篇。