11月読了本 ![]()
『 青姫 』 朝井まかて
目次:
一 玉結び
二 農の芸
三 田神祀り
四 赤影
五 旱(ひでり)
六 蝶
七 姫飯(ひめいい)
八 上々
九 月
十 籤(くじ)
十一 心願成就
十二 燃ゆる水
十三 杜宇
屈するか
逃げるか
農と自由と民の物語。
武士と悶着を起こして村を出奔した若者・杜宇が迷い込んだのは、不思議な地。
自由経済で成り立ち、誰の支配も受けない「青姫」の郷だった。
頭領・満姫のもと、生死を分つ選択さえも籤で決められる。
それが天意だからだが、満姫はとんでもない気まま娘、口も意地も悪い。
杜宇は命拾いするも米作りを命じられ、田を墾くことから始めねばならなくなった。
生きるために「農」の芸を磨き、民にも馴染んでゆくが、郷には秘密の井戸がある。
そしてある日、若い武士が現れた――
「米を作れ!
わらわは姫飯が食べたい」
『 一線の湖 』 砥上裕將
目次:
第一章・第二章・第三章・第四章・第五章
小説の向こうに絵が見える! 美しき水墨画の世界を描いた物語
水墨画とは、筆先から生み出される「線」の芸術。
描くのは「命」。
20万部を超えたメフィスト賞受賞作『線は、僕を描く』に続く、水墨画エンターテイメント第二弾!
主人公・青山霜介が、ライバル・千瑛と湖山賞を競い合った展覧会から2年が経った。
大学3年生になった霜介は水墨画家として成長を遂げる一方、進路に悩んでいた。
卒業後、水墨の世界で生きるのか、それとも別の生き方を見つけるのか。
優柔不断な霜介とは対照的に、千瑛は「水墨画界の若き至宝」として活躍を続けていた。
千瑛を横目に、次の一歩が踏み出せず、新たな表現も見つけられない現状に焦りを募らせていく霜介。
そんな折、体調不良の兄弟子・西濱湖峰に代わり、霜介が小学一年生を相手に水墨画を教えることになる。
子供たちとの出会いを通じて、向き合う自分の過去と未来。
そして、師匠・篠田湖山が霜介に託した「あるもの」とはーー。
墨一色に無限の色彩を映し出す水墨画を通して、霜介の葛藤と成長を描く、感動必至の青春小説!
『 人形姫 』 山本幸久
後継者不足に悩む老舗人形店に、
お人好しな若社長は、仕事に恋に大奮闘!
亡き父のあとを受け、森岡恭平が社長を務める森岡人形は、
そんなある日、
職人の一人が、酔った勢いで「
『 あきらめません! 』 垣谷美雨
「一人では何もできないが、一人でも始めなければいけない」
結婚して三十数年。
共働きかつワンオペ育児を卒業し、節約を重ねて住宅ローンも返済完了。
定年退職を迎えた霧島郁子がやっと手に入れた夢のセカンドライフは、夫の田舎へ移住したことをきっかけに音を立てて崩れていく。
閉鎖的な地域社会、染み付いた男尊女卑――時代遅れな現実を前に打ちのめされる郁子だったが、ある日出会った銀髪の女性議員・市川ミサオの強烈な後押しで、なぜか市議会議員に立候補することに……!?
この土地で生まれ育った落合由香も巻き込み、ミサオ(80代)、郁子(60代)、由香(30代)は世代をこえて「私たち」を取り巻く問題に立ち向かう!
『 世界が青くなったら 』 武田綾乃
目次:
プロローグ
第一話 自己満足を売る店
第二話 君とは仲直りできない
第三話 拝啓 大好きな恋人様
第四話 優しい嘘つき
第五話 世界が青くなったら
エピローグ
もし朝起きたとき、大事な人が消えていたら?
もしあの時、別の決断をしていたら?
もしもう二度と会えないと思っていた人と会うことができたら?
人生で誰もが出会うifを問いかける物語。
ある朝仲内佳奈が目を覚ますと、
LINEに履歴はないし、電話帳の中の番号もなくなっている。
親友に亮の話をしても「
自分の頭がおかしくなってしまったのか、
佳奈は混乱しながらも、亮の手がかりを探し始める・・・
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