国際法の限界
先日、国際刑事裁判所(ICC)が、トランプ大統領によって、金融取引停止などの措置を受けた。
もうひとつ、国連には、国際司法裁判所(ICJ)というのが、ある。
こちらは、国家間の争いを解決をする国連の司法機関なんやね。
どちらも、オランダのハーグに本部がある。
アメリカに今度の制裁を受けたのが、戦争犯罪を犯した個人を裁くのが目的なんやね。
最近では、イスラエルのネタニヤフ首相や、ロシアのプーチン大統領に対して、逮捕状を出している。
ただ、人道に対する罪、戦争犯罪、ジェノサイド、侵略の罪などをいくら規定しても、それを裁くための力も組織も無い。
15名の裁判官だけ組織に何が出来るかという、部分はあるのやね。
それが、法律というものが、国家の力を、バックにしているから。
国連がバックになっているとはいえ、国連軍を組織して、逮捕状を執行できるほどの力はないのやね。
国際法は、法の倫理の理想を追求しているのやけど、誰がその法を守らせるかは、どこかの特定の国ということになるのやね。
今のICCの赤根智子所長への制裁も、所長個人のクレジットカードが利用できないようにするなどの限定的なもの。
トランプ氏からしたら、意にそぐわない、国際裁判所などは、認めたくはないのやろうね。
中国もフィリピンとの間の領土判決を無視しているし、ロシアのプーチン氏も逮捕状をいくら出しても、逮捕出来ない無意味さをコメントする。
米国も親友国イスラエルの首相を逮捕するぞという裁判所の言う事なんぞ、聞く気が無い。
米ロ中という、国連の常任理事国である3か国が、認めない国際裁判所って、意味があるのかね。
結局、大国の言う事が法になる現実。
他の国がいくら理不尽だと訴えても、聞く耳を持たないのが世界の現実なんやね。