浄土真宗とお盆
人がお亡くなりになって、初めて迎えるお盆を「初盆(ういぼん・はつぼん)」と言うのやね。
ところが、浄土真宗(浄土真宗本願寺派・真宗大谷派)では、ご先祖さまは、いつも、貴方の傍におられます、という考え方なんやね。
だから、ご先祖さまの霊が家に帰ってくるという、迎え火、送り火などのお盆の行事はありません。
浄土真宗の信徒さんのことを、門徒(もんと)と言いますが、他の宗派と、いろいろな教えや、やり方がかなり異なることが多いのやね。
葬式でも、お清めの塩を使わなかったり、妻を娶ることが認められていたり、肉を食べたり、髪の毛を剃る剃髪をしなかったり。
ある意味、浄土真宗は、庶民宗教で、皆が無理なく信心できるように、決まり事があまり厳しくなかったのやね。だから、何事にも、緩い感じ。
だから、他の宗派の人たちから、「門徒もの知らず」他の宗派ならあたり前の事を、こんな決まり事も知らないのかと、少々、小ばかにしたような事を言われたり、していたのやね。
まぁ、ご信心は、人それぞれ。
多くの地方では、その地に、お寺が一つあれば、その地域は全て同じ宗派になるケースが多いのやね。
昔は、お寺さんの過去帳が、戸籍制度の無い時代は、戸籍の代わりになっていたからね。
京都などでは、多くの総本山があって、信じる宗派も人それぞれ。
でも、その中でも、全国的に見れば、信者さんの総割合は、浄土真宗が約1500万人でトップ。
二位が浄土宗、三位が曹洞宗(禅宗)、四位が天台宗と続く。
京都の五山の送り火は、主に浄土宗や日蓮宗の寺院がやっているけど、他の宗派の人も、ちゃっかり、拝んでいる。
門徒さんなんかは、お盆行事が無く、関係ないのやけど、京都全体のイベントとして、参加する緩さ。
その寛容さが、ええところなんやろうね。