クリニック開業規制
医者の世界というのは、けっこう、ドロドロな気がすることが多い。
お医者さんが、自分の診療所を開設しようとすると、その地域の医師会というのに、同意を貰わないといけないなんていうのを聞いた事が有る。
クリニックが乱立すると、昔からあった医院の経営が圧迫される。
客である患者さんはどうしても、新しくて、明るい医院に行きたがる。
だから、地域的に開業できる診療所を制限しようという動きになる。
でもね、これ、医師会という強固な組織の利権でもあるのやね。
医療の世界では、医師不足で、大きい病院では、訴訟リスクのある産婦人科や外科が敬遠され、皮膚科などが人気があるそうな。
夜勤や当直の多い科には、若い医師が手を挙げてくれない。
大病院では、お給料が安いので、週に1~2回、他の私立病院に行って、高額のアルバイト代を若い医師は稼ぐのやね。
それの効果が大きくて、医師は年収2000万なんて人もざらにいる。
病院だけのお給料は30万ほど。それだけバイトの効果は大きい。
そして、小金が溜まったら、どこか良いところを探して、晴れて自前のクリニック開業となる。
お医者さんは、手堅い商売なので、銀行も、どんどん、お金を貸してくれる。
ところが、そんなとんとん拍子に事は進まない。
その地域のお医者さんの有力者にお金を配ったり、医師会に入れてもらうための運動も必要になる。
門前薬局も作ってもらわないといけない。こんなハードルがあるのやね。
そして、その人が今度はその地域の営業権に近いものを手に入れると、今度は新規参入者を阻止する側に回る。
そんな構図が、どこの都市でもあるのやろうね。
まぁ、逆に、人口の少ない町では、お客である患者さんの絶対数が少ない。だから、流行らない医院は、辞めていく。
そしてまた、都市にクリニックが出来ていくの繰り返し。
まぁ、客の立場からしたら、お医者の世界も、新陳代謝は必要な事やと、思うけれどな。