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公金のモラル

 ホルムズ海峡封鎖で、世界的に原油価格が高騰。

 

 石油関連製品の先高観を見込んで、早々とガソリン、軽油などの価格が跳ね上がっている。

 

 日本は8か月分の備蓄が有るのだから、本来は、値上げは8か月先になるのら分かるのやけど、相場もの、というのは、そうはいかない。

 

 政府は、値上がりする燃油価格に助成して、値上げ幅を少なくしようとしているけど、私ね。これ、ある程度の節度が必要やと思うのやね。

 

 そら、ガソリンを利用する人達からしたら、安ければ安いほど助かるのやけど、これを公金ですることの意味を考えないと、あかんと思うのや。

 

 値上がり幅を抑制するのは、正しい事やという事やけど、これ、限度と言うものも大事やないかと思うからや。

 

 例えばガソリンが1リットル、200円になったとしよう。これを大変だからと、1リットル当たり50円補助して150円になるように助成したとしたら、莫大な公金が石油業界に使われることになるのやね。

 

 これ、1年も2年も続けば、皆は、本当のガソリン価格の高騰を意識しなくてよくなる。

 

 ありがたみが薄れるのやね。

 

 そして、それが当たり前になること。これが怖いのや。

 

 石油関連製品が政府の補助金ありきになること。

 

 これは、裏返せば、この業界が政府のお金を貰えるのを前提にしてしまう。

 

 この補助金が無くなってしまった時に、国際価格の厳しさを知り、それに対する耐性が無くなってしまうのやね。

 

 これ、ものすごく怖い事であるという認識が大事なんや。

 

 日本は資本主義国。

 

 社会主義国のような国策で、ガソリン価格を安値維持にしてしまうと、企業や国民の体力を奪ってしまう。

 

 国際価格が上がったのなら、それなりに価格が日本でも高くなってないと、節度が失われてしまうのやね。

 

 皆のためになれば、何でもありにしてしまうと、政府は、何が有っても、こんなのに公金をつぎ込んでくれると、いう、甘えが生じるのやね。

 

 公金を使って政策をするとき、一番、考えないといけないことは、その価格調整力が正しいかどうか。その補助が適正かどうか。

 

 ここにかかっていると思うのやね。