大手優遇 | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

大手優遇

 国交省は、長距離トラックの運転者さんの長時間労働を減らすために、中継輸送というのを推進しようとしている。

 

 例えば大阪から東京行のトラックで、真ん中辺りの浜名湖ぐらいに、中継地が有って、ここで運転手さんがトラックの乗換とか、荷物の積み替えが出来たら、泊りではなく、日帰りの運行が可能になるという寸法や。

 

 運送業界というのは、人手不足と高齢化という問題を抱えているのやけど、運転手の負担を減らせば、眠い目をこすりながら走り続ける過酷な長時間運転を減らせるのではないかというのやね。

 

 このために、IC付近の乗継拠点の固定資産税と、都市計画税を5年間軽減するとか、このための関連経費を補助したりする案が有るのやね。

 

 ただ、これだけ見たら、何かバラ色の計画に見えるのやけれど、これ、こんなことが出来るのは最低限複数の営業所と、多くのトラックを運行させている大手の運送会社に限られるのやね。

 

 日本の運送会社は、全体の99%が中小企業。つまり、恩恵を享受できるのは、たった1%の物流企業だけってことになる。

 

 税の優遇は不公平を拡げるだけ。

 

 計画策定とか、中継輸送の運営経費まで、一部の大企業だけに補助することになるのやけど、こんなことしたら、大手と中小の格差がどんどん拡がって、中小は大企業らに食われて行くだけで、どんどん減っていくのやないかな。

 

 お役人さんや政治家さんたちは、とかく大企業に有利な事ばかりするのやけど、その事が結果として、中小企業の淘汰に向かってしまう事、何も考えてないのやね。

 

 大手優遇によって、公平な競争まで歪めてしまっている自覚は無いのやろうかね。

 

 それとも、大手さえ、生き残れば、雑魚企業は無くなれば良いと考えているしか、思えないのやけれどね。