いい人作戦
石破政権が、アメリカと交渉するのに、何の抵抗もしない無抵抗作戦を採っているような気がするのやね。
日本人の悪い癖なのだが、相手は、悪いようにはしないだろう。
友好国なのだから。
そんな過信が、見え隠れするのやね。言い換えたら、「いい人作戦」。
本当は、無茶苦茶な無理難題を言ってくる米国には、何の対抗策も無いし、何も対抗する気が無い。
相手が折れるのを、我慢強く待つだけ。
でもね。そんなのが、通じる相手なのかどうか。
5月4日から、実際に高関税は始まっているし、上乗せ分の期限も、そんなに先ではない。
日本の手持ちカードは、米国債を多く持っている事ぐらいなのだけど、交渉する前から、これをカードにするつもりはないと、手の内をバラしている。
日本と米国は、互いに、依存関係にある分野も多いのだし、日本の技術がなければ、困る米国の製造業も多い。
ボーイングの航空機に使われている炭素繊維だとか、iPhoneの内部の電子部品の多くは日本の製品。
米国の兵器にも使われている日本の技術もある。
米国の車に搭載されているナビだって、パイオニア製が多い。その他、数多くの日米相互依存例は、多いはず。
アメリカは、交渉のカードも出さない日本式の交渉術を相手にしないし、トランプ型の思考回路しかない人達に、日本式は通じないで。
まあ、アメリカは日本だけ、特別扱いはしないだろうし、米国の石油やLNGを買い増しするぐらいしか、ネタはないけどね。
トランプの欲しいのは、手柄だけ。
損して、得とる。これが出来る人材が日本に、本当にいるかとうか。
外交の質が問われている問題なのやけどね。
「いい人作戦」が、「どうでもいい人」にならなきゃ良いけどね。