優待を株価操作に?
この春、株主優待を使った2件の株価操作ではないかという、案件が続いた。
1つは、くら寿司で、昨年の12月11日に、すべての株主への公平性という理由で、1000円の食事をしたら500円割引になる株主優待券の廃止を発表した。
このくらコーポレーションは、株主の4割以上が、この優待券狙いの個人株主。
優待廃止のニュースは、株価にもろに影響して、翌12日の株価は一気に16%も下落した。
まぁ、優待貰えなくなるなら、持っていても仕方ないから、売るのは、優待株主の性やからね。
ところが、この直後の16日に、くらの創業者の長男が、発行済み株式の6%にもなる自社株250万株を、自分の資産管理会社に売ることを発表。
この売却価格が3065円と、優待廃止の発表前の2割安の価格だったから、これ、意図的に株の価格を下げるための操作やないかって疑われた。
株価を上げるための操作なら、インサイダー取引になるのやけど、逆に下げるためやったら、お咎めなしなんやと。
何か、株主の人たちの気持ちを弄ぶなって、怒ってもいい話やないの。
つまり、まんまと、この長男は巨額の節税に成功したというのやね。
そして、くらは、またやっぱり、株主優待復活させますやて。
何やら、モラルの無い話やないの。
そして、もう一つは、レボリューションと言う会社。
ここは、年間になんと12万円もの、クオカードの株主優待を上げますと、公表。
このおかげで、株価は爆騰がりしたのやね。
この株価が上がったところで、この会社の子会社が、レボリューション株を高値で売り抜けした。
ところが、株主優待をもらえる権利者が増えすぎて、優待を実施する予算が不足。
一度も優待は実施されず、優待廃止を決定。
これ、詐欺やないのかって。
これ、外資のハゲタカファンド、ジョン・フーが関係しているのではないかという噂がある。
株主優待を餌にして、株価誘導をしているのやったら、何らかのペナルティを課さないと、モラルが乱れると思うのやけれどね。
上場企業は、意地でも嘘をつけないという性善説の時代は、とっくの昔に終わってしまっているのかも知れないね。