LNG争奪戦
日米首脳会談で、石破総理がトランプ大統領に約束したLNGの輸入の案件。
日本はLNG(液化天然ガス)をオーストラリアから37.2%、マレーシアから13.7%、カタールから11.9%輸入している。
このLNGは、主に火力発電やら、都市ガスの原料として使われている。
石油や石炭より、扱いやすいLNGは比較的新しいエネルギーやけど、実はこのLNGは、いま、大きな市況の変化が起きているのやね。
というのも、日本のLNG輸入先の第四位がロシア。
これがウクライナ侵攻のおかげで、ロシアからの輸入を締め出すが起きているのやね。
そして、LNGの争奪戦になって、オーストラリアなどは、輸出制限をかけだしている。
日本のLNG輸入価格は2倍になって、それでも、供給先不足になっている。
日本にとって、LNGが入らなくなるのは、困るから、どこ産でも欲しい。
もしアラスカ産のLNGが日本に入れば、日本に近いし、メリットは十分ある。
石破総理の米国産LNGを輸入する発言にはこんな背景があるのやね。
そもそも、このお話、米国の日本への貿易赤字が拡大していた際に、安倍総理が表明していたこと。
なのに、米国は、エネルギー安全保障政策もあって、海外にLNGを売ることを拒んでいた経緯がある。
米国からの赤字解消要求にとって、輸入先を米国にすることは、日本には「渡りに船」の状態になる。
ただ、価格は割高に吹っ掛けられるかも知れないけどね。
まぁ、そうなりゃ、高い電気代を負担させられる日本側からしたら、たまった事やないのやけれどね。
国同士のディール(取引)を、トランプのご機嫌取りに、使われちゃ、たまらん話なんやけどね。