ディープシーク
先月末に中国のディープシークという低コスト生成AIが公開された。
出色だったのは、その制作にかかったコストが、Googleのジェミニウルトラ、米オープンAIのGPT4などと比較して、格段に安いことやったんやね。
開発費がなんと1/10。
今までのAIが、莫大な時間とコストをかけて出来ていたのに比べて、あまりにも効率的にAIモデルが訓練され、推論出来ることを実証したのやという。
まぁ、私にはちんぷんかんぷんの世界やけど、何やらすごいらしい。それぐらいしか分からん。
米国が主導してきたAIの開発で、中国のスタートアップ企業が、いとも簡単に抜け出したものやから、ある意味、痛快でもあるのやろうね。
ディープは深いの意味。シークは探すの意味。
深く探すの名の通り、ディープシークは、誰でも利用可能なオープンソースとして公開されているAIモデルを活用している。
いわば、他人のふんどしで相撲を取るようなものなんやけど、そんなのは、気にしない。
ユニークなのは、既存のAIモデルを先生役にして、データを集めることを新たなAIモデルの学習に使った点。
そして、集まったデータの混合物から不純分を取り除く蒸留作業を行わせて、純度の高い成分にすることに成功したことにあるのやという。
米中対決で、中国では、米エヌビディアなどの最新半導体が手に入らない。
だから、半導体が無くても出来るAIの着想に結び付いたとも言える。
貧者の一灯なんやね。
おかげで、日米のハイテク半導体関連株は急落した。
低コストなのに高性能なAIモデルが中国で生まれたことは、チャイナ・ショックとなって、今まで莫大な開発費を投資により集めていた企業は、一気にその企業価値を落とす結果になった。
これって、米国の優位性を確保することが出来なくなって、メンツが丸つぶれになったのやけど、トランプは、安いことは良いなんて、開き直っているけどね。
これ、アメリカの繁栄が終わりかける兆候なのかも知れないのにね。