忘れたらあかんこと
今年のノーベル平和賞が、日本被団協に決まった。
来年で、広島・長崎に原爆が落とされて80年。
このタイミングでのノーベル平和賞の受賞というのも、ウクライナやパレスチナでの戦争で、核使用の危険性が高まった事と無関係ではないわな。
ノルウェーのノーベルアカデミーも、すぐ近くにロシアという、核保有国があり、核の脅威に常に晒されていることからも、実感として伝わってくる。
日本は世界唯一の被爆国であり、核兵器の恐ろしさを嫌というほど、知らされている唯一の国。
核兵器をタブー化することの重い意味を、唯一、アピール出来る国であるということ。
忘れたらあかん。
ただ、そう言いながら、日本はアメリカの核の傘の下にいることを選択し、核拡散防止条約を批准してないという、矛盾も抱えているわな。
現実の核の脅威と、思想的な非核という、相反する選択をしていること。
仕方ないのかも知れないけど、世界はどう見ているかやね。
ただ、ノーベル・アカデミーが、「ヒバクシャ」という言葉とか、「ヒダンキョウ」という日本語の省略形を、公用語的に使っていることに、少し違和感を感じた。
日本人かて、「ヒダンキョウ」が、日本原水爆被害者団体協議会の省略形だってこと、ほとんどの人が、知らないし、無理に日本語に特別な意味を与えなくてもなぁ、とも思ってしまう。
ただただ、原爆被害の恐ろしさを訴え続けたことが、少しでも核ミサイルのボタンを押すのを躊躇させ続けてきたことは、素晴らしいことやと思う。
長い間、この活動にかかわり続けた皆さん。本当に、おめでとうございました。