ふるさと納税の功罪
今から16年前の2008年。2年間の準備期間を経て、ふるさと納税制度が始まった。
都市と地方の財政力は、どうしても人口の多い大都市に偏っていて、地方は、人も無いとカネもない。
このバランスの悪さを是正するため、「故郷」に寄付をすることで、格差を少なくしようと始まった。
仕掛け人は確か、菅総理。ただ、最初はあまり使われなかったけどね。
地方税を支払う分から、他の地方への納税分を分捕る仕組みが、手続きが煩雑で、サラリーマンには、受けなかったからね。
それも、2015年から始まったワンストップ特例の採用で飛躍的に伸びて、昨年度は何と1兆円を超えた。
自分が住む、都市部の自治体へ納めるべき地方税を、自分の好きなところに納税できる制度は、たった2000円だけ負担することで、豪華な返礼品をもらえると、大人気になったのやね。
私、ふるさと納税が始まって、一番よかったことは、地方の公務員さんたちの意識の中に、競争原理を芽生えさせた事やと思うのやね。
停滞した地方行政に一筋の光明を与えたことで、公務員さんのやる気が活性化されて、その結果、我が町への納税額が増えるという、良い結果が現実として、見える。
これって、画期的なことやったと思うのやね。
ただ、競争が過熱化して、より換金性の高い返礼品を出したり、ふるさと納税を増やすために、やや異常な獲得競争が行われてしまったこともあったけどね。
まぁ、地方と都会の収入の格差を是正するのは、以前までは、地方交付税交付金の多い少ないで、行われて来た。
これだと、どうしても、地方の行政が下で、総務省が上という、おかしな上下関係が強く成る。
ふるさと納税は、自助努力で、納税額が増えるから、地方のやる気と財政力を強くしたのは良い事やわな。
でも、地方産品となると、どうしても、有利なところと不利なところがある。
今後は、この辺りが改定していくべき課題なのかもね。