送り火は見せ物やない
京都の夏の風物詩、五山送り火が、16日夜8時から始まった。
高い建物を禁止している京都だけど、さすがにマンションに囲まれている我が家から、大文字も何も見えないけどね。
まあ、こんな時ぐらいは、地元KBS京都の送り火の中継がありがたい。
特等席で、漏れなく放送してくれるからね。
テレビを見ながら、過ぎゆく夏を静かに楽しんでいた。
そしたら、その静寂を破って、バリバリとヘリコプターの轟音。
報道のヘリが飛んでいるのやと思うけど、祇園祭りもそうやけど、ヘリの数、ちょっと多くないか。
どうも、五山の送り火を空から楽しむヘリツアーなるものがあるそうな。
迷惑な話やないの。
インバウンド客が、金に物を言わせて、特別な日の京都の上空を独り占めしてるてか。
こんなわがまま、許したらあかんって。花火大会やないって。
送り火は、お亡くなりになった方の魂が、あの世にお帰りになるのをお送りするという、宗教行為。
見せものやないわな。
静かに手を合わせる人しか、参加して欲しくないわ。
この日のこの時間帯だけは、京都市上空は、商業飛行禁止にすべきやて。
好き勝手を許してたら、京都が京都でなくなる。
お精霊を送るのは、静寂が似つかわしいって。