にわか舞妓
先日、久しぶりに、祇園の料理屋さんで会合をする機会があった。
分かっていた事やけど、祇園の花見小路辺りは、外人のカメラ小僧(オッサンやけど)が、お座敷に向かう舞妓・芸妓さんの姿をカメラに納めようと、人だかりが出来るぐらいなんやね。
日本のゲイシャガールは、珍しいから、旅の記念に写真が欲しいのは分かるけどね。
料亭やお茶屋に舞妓ちゃん呼んで、お座敷遊びをしたら、一人10万以下は無いからね。
花見小路には、こんなカメラを手にした外人さんが多い。
着物着た人を見たら、それに合わせて、人が集まるのやけど、外人さんたちに着物の見分けがつくはずもなく、和服を見たら、カメラが動く。
おもろいのは、外国の方がレンタルした着物で祇園を歩いていること。
この方たちに、知ってか知らずか、騙されて、記念撮影しているほほえましい姿もある。
まぁ、コスプレイベントに近いけどね。
ふと、白人のご年配の方がお着物を召されているのを見ると、足元は、草履ではなく、スポーティこの上ない、スニーカー。
我々、京都人が見たら、とても滑稽に見える和服とスニーカーの組み合わせ。
そんなの、お構いなしで、愉しんでられるのやから、良いのやけどね。
きっと、帰国されて、他の人に日本のゲイシャガールと写真を撮ったぞと自慢されるのやろう。
でもそれが、振袖のスニーカーおばあちゃんやった時、堪忍して欲しいわと、我々は、言いたいのやけれどね。
まぁ、旅なんて、楽しい思い出づくり。愉しんだもの勝ちですわ。