乗っ取りビジネス
このコロナ禍明けの時期から、めっきりと増えて来たのが、M&A関係のDM。
やれ、事業承継の件で、面談を受けろとか、従業員を守るために、経営者がやらなければならないこととか。かなり、うるさくて、しつこい。
中小企業は、そのお商売を継続していくために、後継者の育成が一番大事なんやね。
だが、実際は、相談に乗ると称して、二束三文で会社を手に入れ、さっさと売り飛ばしてしまう悪質な、乗っ取りビジネスが横行しているのやね。
人の弱みに付け込んで、美味しいところだけ、金にする。
ハゲタカ商法そのものやて。
コンサルタント業を表向きにしているけど、実際は、カモを探してきて、第三者に売りつけて、自分は、その差益やら、高額の成功報酬を貪るケースが多いのやないかな。
やり口が、ほとんど、泥棒に近いなぁと、感じるわ。
合併など、合法的なお化粧を、身にまとっているけど、中身は、詐欺まがいの手口もあると聞く。
息子が会社を継がないので、誰かに任せたいと思う人は、意外と多い。
或いは、跡継ぎに恵まれなくて、自分は高齢化して、仕事が、回らなくなる。
どこかが潰れたら、その代りのお仕事をするライバルなんて、すぐに現れるって。
そんな現実なのに、自分の今までの得意先が、何か、価値のあるものと勘違いして、事業譲渡で、幾ばくかの金にしようなんて、甘い考えの人もいるのやね。
そんな人が、簡単に、罠にかかってしまう。
あんた居なくても、世の中は回っていくって。
ちょっと、寂しい事なんやけどね。