受刑者を「さん」付け
法務省が、今年の4月から、受刑者を呼ぶ際に、「さん」付けすることにしたそうな。
刑務所の中という空間で、意外と大事なのは、そのコミュニティを維持することにある。
この「さん」付けっていうのは、如何にも公平という感じなのやけど、これ、必要なんか。
刑務官の方たちは、受刑者の人たちを、指導して、言う事を聞かせないといけない立場。
つまり、塀の中の世界では、ある程度の、上下関係が必要やと思うのやね。
指導して、服従させないといけない立場なのやから。
ところがね「さん」付けにすると、刑務官と受刑者は、対等の関係にならへんのかな。
罪を憎んで人を憎まず。
刑を受けている人たちにも、人権を。
というのも、最近の傾向なのかも知れないけど、行き過ぎた平等感っていうものは、そのコミュニティを壊してしまう可能性も考えるべきなんやね。
殺人やら、強盗やらをしでかした、人たちを、つけあがらせ過ぎてしまうと、塀の中の秩序が崩れて、快適過ぎる刑務所の中になりそうな気がするのやね。
収監されて、臭い飯を食わすのが、懲罰の意味になる。
誰もが、そんなところに、入りたくないから、犯罪の抑止効果が有る。
快適な刑務所なんて、要らない。私はそう思うのやけれどね。
晴れて刑を全うしたときに、初めて、「さん」付けで呼ばれて、社会復帰を感じることが出来る。
これ、意外と、大事な事やと思うのやね。