法の穴
今の世の中、選択的夫婦別姓とか、LGBTQの人たちの人権とかが話題になることが多くなった。
でも、なかなか法改正に向かわないのには、理由があったのやね。
それは、婚姻というものが、それだけ、法的に大きな意味のあることだからなんやね。
例えば、資産家のお爺さんがいて、その方の奥さんは亡くなっていて、再婚されたとする。
婚姻というのは、お互いに、配偶者になるという意味。
もしこの方がお亡くなりになった時に、配偶者には、相続税上の極めて手厚い制度があるのやね。
本来納めなくてはいけない相続税を、ほとんど、ゼロに近く出来る権利が、配偶者にはある。
これが、悪用される恐れがあるのや。
偽装結婚とかして、脱税出来たり、戸籍を盾にして、税務署から逃げられたり。
男性同士、女性同士の婚姻が認められると、その法的な意味を、悪知恵を働かして、本当の夫婦か偽装の夫婦か、誰も判断出来なくなる危険性があるのやね。
これを繰り返して、死にかけた人と婚姻して脱税するケースが増えてしまうかも。
人権って権利なんやけど、これには、必ず義務が付きまとう。
義務を果たさず、権利だけ訴える人って、増えてしまうと困るものなのやね。