市バスを押してみた
前日の大雪で、道路は真っ白。こら、会社まで、車で行くのは難しいと判断して、徒歩で家を出た。
普段なら、四条烏丸まで、歩くのやけど、この日は、何せ、道に積もった雪が、凍り付いて、ツルツル。
67歳になった私は、こら、歩くのも危険だし、四条堀川のバス停まで行って、市バスに乗ろうと思った。
たった2停留所のことやけど、滑って転んで怪我をしたら、損やしね。
滑りながらようやく、バス停まで、行ったのやけど、そこで、バス待ちをしていた。
京都市の市バスは、夏でも、スタッドレスタイヤをはめていて、雪には強い方。こんな気象条件でも、運行してくれるのは、有り難い存在なんやね。
さて、その市バスが、バス停にやってきたのやけど、そのバスはたまたま、四条烏丸止まりのバス。乗客は2人しか乗ってない。あと、2停留所で、終点やしね。
ところが、その市バスが、なかなか、発車しない。私は、地下鉄駅の降り口に近いところに停まる、次のバスに乗ろうとしていたのやけどね。
見れば、その空車に近い市バスが、後輪のタイヤが、空回りして、全く、進まない。
あぁ、そんなにふかしたらアカンって。運転手さんも、雪にあんまり慣れてはらへんのやろうね。
乗客がほとんど、降りてしまったおかげで、車重全体が、軽くなってしまって、滑ってしまうのやろうね。
いくら、ぐぃぐぃアクセルを踏んでも、後輪のタイヤは、空回りするばかり。
おかげで、この市バスの後ろには、4~5台の市バスが、数珠つなぎになってしまっていた。
バス停には10人ほどのバス待ち客がいたのやけど、みんな、我関せずで、見ているだけ。
仕方ないので、私が、バスの車体を後押しして、何とか、バスが前に進んでくれた。みんな、助けへんのやね。
長野や新潟にスキーに行くと、道で、身動きできなくなっている車は、日常茶飯事。
通行人が、皆で車を押すのは、当たり前やと思っていたけど。京都の人も、冷たいね。
事の経緯を見ていた後ろのバスの運転手さん。私がバスを降りる時に、会釈して、「ご協力をありがとうございました」と、声をかけてくださった。
年寄り、使うなよな~。とは、思ったけどね。