なぜカズワンは沈んだのか
北海道の知床沖で、遭難、沈没した、観光船のカズワン。
国土交通省の事故調査委員会が、この事故がなぜ起きたか。これを検証した結果が発表された。
それを見ると、カズワンの底にあるハッチがどうも開いていたというのやね。
つまり、出港前に、船長がしっかり点検してなかったという、単純なヒューマンエラー。
こんなことで、殺された人たちは、お気の毒やね。ほんま。
観光船運営会社とは名ばかりの、極めて船長個人の決定的なミスが、大事故の原因という報告やった。
本来、観光会社の社長が、船長をちゃんと監視し、その会社の点検体制を、監督官庁である国土交通省が検査する建前なんやろうけどね。
もともと、この仕組みが、役人たちが、自分たちに責任が来ないようにするためだけに、こさえたルールでしかないわな。
いくらルール作っても、いくら、査察入れても、船長さん個人が、出港前の点検を忘れてしまったら終わり。
船長・観光船の会社の社長・監督する役人。この誰かというより、全部がしっかりしてなかったら、防げない事故。
大企業しか出来ないような管理体制を、弱小企業に押し付けて、自分たちの型にはめ込んでいる現実の制度の、限界としか言いようがないわな。
それにしても、こんな事故調査委員会が、国土交通省の中にあること。これは、問題やないのかな。
役人たちの不作為を、指摘する立場の委員会が、国交省の中にあって、その人事も、天下りばっかりやったら、倫理的にどうなんやろうね。
役人たちの不利になる指摘が出来ない可能性があるのなら、もっと、独立的な立場の人たちが監視するシステムにしておかないと、手前みそになり過ぎるのやないかな。