円乱高下
先週一週間で、日本円と米国ドルの為替相場は、今までにちょっと無いほどの大きな動きを見せた。
とうとう、1ドル=140円代を付けたかと思ったら、木曜日には、144円代後半まで急に円安が進んだ。
さすがに、日本も何とか為替介入に出るのではと、恐れた市場は、岸田総理と、黒田日銀総裁が、会談するというニュースだけで、大きく円高に戻し、一時は141円代にまで。
市場は、日本が反転して、為替介入に手を出すと読んだのやろうね。
それにしても、このふり幅の大きさ。日本円のように、取引高の大きい通貨で、ここまで、レートが大きく振れるというのは、完全に、投機的な動きがこの円高を恐れていたからと、見ることが出来るのやないかな。
そもそもやけど、今回の円安騒動の発端は、米国の金利の引き上げにある。
米国が金利を上げると、金利のほとんどない日本から、資金が大量に逃げ出して、ドル買いに向かう。
でもね。本来の為替と言うのは、経済的な通貨決済のレートなのやから、実力以上の動きは、実は不自然な動きになるものなんやね。
つまり、投機的な資金の割合が大きすぎて、実態の為替レートを振り回していると見るべきなんやね。
この投機的な流れが、何時収まってくるか。これは、実質的な通貨交換量が増えてくると、落ち着くもの・・なはずなんやね。
日本や米国のような経済力の大きな国同士では、投機的な資金の比率は、いずれ、尻すぼみになるはず。そうなってほしいところなんやけどね。
とわいえ、日本の輸出産業にとって、未曾有の円安は、ある意味、ぼろ儲けのチャンス。
日本の貿易黒字だけが突出して大きくなってくると、困る国も出てくる。
経済というものは、そんなところで、均衡が生まれてくるものなんやね。