金利と為替の裏読み
いま、世界では、一斉に、金利の引き上げ競争のようなものが、始まっている。
ウクライナ危機やら、ロシアへの経済制裁、コロナによる都市封鎖による半導体不足、食料やエネルギー危機による、狼狽的な、物価引き上げ。
これらが、パニック的なインフレを引き起こしている。これに対して、世界各国の金融当局は、バスに乗り遅れまいと、一斉に金利の引き上げ合戦をしている。
ただ、金利引き上げは、そのまま、景気冷却につながるから、そのまま、その先の世界は、大きな不景気風が吹く可能性も、高くなるのやね。
そして、金利の引き上げは、投機的な通貨の移動を産む。
米ドルの金利が上ると、ほとんど金利のつかない日本から、大量の投機マネーが米国に向かう。これが、ここ最近の超円安の為替相場につながっている。
金利差が広がると、みんな、自国通貨の防衛のために、金利を上げて、他国からの投資を逃がさないように防衛したいからね。
ところが、日本は、金利を上げずに、景気回復策を採り続けると宣言している。
黒田日銀総裁は、血迷ったのかという意見もあるけど、それは、来年3月末までの、この方の任期までのことではないかという憶測も生む。
でもね。今の日本って、とても、外資が日本企業の資本に食い込まれ過ぎているという見方も出来るのやね。3割外資って、行き過ぎやて。
ハゲタカ外資は、目先の短期利益と、株主への高額の配当ばかり要求する。これが、日本の企業風土と、私は根本的に相反していると思っているのやね。
そう、考えると、黒田さんは、金利を上げずに、日本から外資を追い出すのを、狙っているのではないかとさえ、思ってしまうのやね。
つまり、日本企業の純血率を引き上げたうえで、日本だけ好景気になる未来。これを狙っているのかなぁと思うんや。
実際、今週のドル円相場は、139円付近から、一気に135円の大戻しになっとる。
まぁ、相場はそう簡単なものやないけど、この狙いが分かっているのと、理解出来てないのでは、大きな違いがあるものなんやね。