ロシアに弁償
ウクライナのゼレンスキー大統領が、ウクライナが被った被害について、ロシアに償わせると言い出した。
その原資は、世界中の国がロシアに経済制裁する際に、差し押さえたロシア人、あるいは、ロシア企業の資金を、それに充てたいと、要請しだしたのやね。
私、戦争行為そのものの、賠償なんて、勝てば官軍。負ければ敗軍の世界だから、損害賠償に応じたケースは、レアケースやという、認識に居たのやね。
だから、ちょっと、この人の言う事が、意外やったわ。
ロシアはウクライナ各地の街を滅茶苦茶に破壊してしまっていて、まさか、それを自分たちが弁償しなくてはならないなんていう、感覚を持ち合わせていなかったはずやわな。
街を破壊することが、目的ではなくて、ウクライナに降参させることが、ロシアの戦争目的やったはず。
勝つためだけやったら、何もあそこまで、都市を破壊しなくても良かったはずやけど、ウクライナは白旗を上げないから、徹底的にやった。そんな感じなのかもね。
それに、ロシアの兵器は、多くは使用期限が来ているほどの古い旧式のものが多い。弾薬だって、もう使いきりたいものばかり。
おまけに、戦地に送り込む兵士たちも、ロシアでは貧しく力の無い少数民族の人たちが多いとか。
これって、ある意味、ロシアは、この戦争で、いろいろな意味での在庫処分をやっているような。そんな、イメージさえある。
ロシアからしたら、ウクライナは、約束を破った国。ロシアを舐めるなと、捻りつぶそうとしたら、予想外の反撃を食らって、手こずっている感じ。
ウクライナからしたら、こんな形勢的な不利感を、ロシアの戦争行為そのものを、自分たちが弁償しなければならないかも知れないと思わせることで、戦いを諦めさせるという、発想もあるのやろうね。
いずれにしても都市の破壊なんてものは、誰も得しないし、もしこんな理不尽がまかり通ってしまったら、いつも、大国の周辺国は、横暴な国の顔色ばかり、見ていないといけなくなる。
その無意味さと虚しさを、プーチンにも訴えたかったのやろうね。
ただ、プーチンも、対抗措置として、ロシアに進出してきている企業の資産をパクっているからね。
どうせ、返すつもりもないのやから、ロシアの対外資産を取られてしまうのは、痛いだろうし、ある程度、効果があるのやろうね。