黒田総裁の作戦
日銀の黒田さんは、世界中の先進国たちが、こぞって、金融引き締めを行っているのに、日本だけは、異次元の金融緩和という、頑なな作戦を諦めないのやね。
おかげで、為替の世界では、日本と他の先進国の金利差が開いてしまって、どんどん、日本から投資の金が世界に出ていっている。
このおかげで、ドル円は1ドル136円なんてところにまで行っている。
ただ、この一点だけを取って、黒田さんの金融緩和政策が間違いやとは、言えないのやね。
黒田さんは、じっと、為替相場は、もう少ししたら、収まって行くと、考えてられて、それをじっと耐えているところなんやろう。
よくよく、考えてみて欲しい。例えば日本の名だたるホテルが、外国の資本によって、その配下になっている。
上場企業の株主は、昔なら、日本の金融機関なり、保険会社であったり、純国産企業が多かったはずや。
それが、今は、日本企業の株が、40%は、外資に取られている状況になっている。嘘だと思うなら、会社四季報の主要株主の欄をご覧になったらいい。
つまり、外資が入り込んだ日本企業は、その利益を、その外資に持っていかれている。ここ、大事なポイントなんやね。
誰も、ボランティアで日本企業に金なんか出さない。当然、見返りを求めるし、内部留保をもっと、株主への配当に回せ・・なんて、言うわな。
日本の大企業なら、株の持ち合いなどで、お金が、国の中だけで回るけど、外資への配当は、日本の富が海外に流失しているということ。これ、忘れたらあかん。
つまり、黒田総裁の作戦は、日本企業の外資べったり政策を、改めさせて、富の流失を減少させている効果があるとみるべきなんやね。
つまり、今は、我慢比べの最中。
これを乗り越えられれば。日本だけ好景気の状況が作りやすい。それまでは、体力の続く限り、我慢我慢の世界なんやね。
デフレスパイラルから脱却したはいいけど、日本は、それでも、インフレターゲットの目標値が達成できないという、困った状況にある。
アベノミクスや、黒田バズーカが、異次元の金融緩和による景気回復という点では、まだまだ、十分な効果が出てない。
3本の矢のうち、唯一、成功したといわれる、金融緩和策。この錦の御旗を下ろすわけにはいかないのやろうね。