日本を安物にした政策
今週、ドル円相場は何と、1ドル133円まで、円安が進んだ。
日銀の黒田総裁が、異次元のゼロ金利政策を続けると発表し、米国では、金利の引き上げが相次いで、日米の金利差が、どんどん開いたからね。
そら、日本円で持っていたお金は金利ゼロ。ドルに換えたら、金利が3%も付くってなったら、資金は、金利の高い方に流れるのは当然。
米国のヘッジファンドにとって、通貨としての円は、格好の、ボロ儲け通貨に、まんまと、させられてしまった。
誰の責任なんやって、これ。
海外に、モノを売るときには、円の価値が低く成ればなるほど、有利になる。
逆に海外からモノを買うときは、為替の差損分、高いものを買わなくてはいけなくなって、物価は上がるのやね。
まぁ、それを日銀の黒田さんは、国民は物価高を容認しているなんて、ポロッと言ってしまう神経。私は、どうかと思うけどね。
私、昔のように、日本は、海外から安い資源を輸入して、国内で付加価値を付けて、高く売る日本の加工貿易のシステムの成功例。
まだまだ、この感覚が、頭から抜け切れてない人が、多いと感じるのやね。
日本の経済の中で貿易に占める割合が、5割6割やった時代が続くのなら、それでもいいと思う。
でも、今の日本経済って、輸出に依存する割合って、わずか18%にまで下がっている現実を皆さんはご存じでしたか?
この輸出依存度の数字、1位は米国の12%。日本は世界2位の18%国。つまり、日本って、極めて内需依存型の国に、既に、変化しているってことなんやね。
ちなみに、ドイツは47%、韓国は44%。これだけ高けりゃ、もし、輸出がダメになったら、この国は終わりになるレベル。
国がこれだけ変わっているのに、いつまでも輸出産業優先の政策を採り続けることは、私は、これが、日本を安物にしている元凶やと思っているのやね。
為替相場の安定は大事やけど、実は、その比率は、日本経済1/5。あとの4/5に向けた経済政策に日本は転換すべきなんやね。
ドルに媚びすぎる必要は少なくなっているって、こっちゃ。
ドル円相場っていうのは、円が1円動いただけで、大きな金が生まれたり、失われたりするヤクザな世界。
こんなのに、右往左往させられていたらあかんのやね。
日本のプライドを取り戻すこと。これが、「新しい」が大好きな岸田政権に、いま一番、やって欲しい事やで。