寄付のシーズン | 京都発、言いたい放題!~毎日更新~

寄付のシーズン

 京都市が、財政的にかなり苦しいというニュースは昨年来よく報道されている。

 

 京都では、観光関連事業で飯を食っている人が10人に1人はいる。

 

 だから、コロナ禍で観光客が激減して、ホテルやお土産などの会社、地下鉄や市バスなどの公共交通機関がさっぱり振るわないのは、致し方ない。

 

 でも、そんななかで、最近、2件続けて、京都市に金を寄付したり、恩返しの為に、公的に大きな資金を出すというニュースが続いた。

 

 篤志家の方が、自らの利益の中から、大金を寄付するのは、寄付行為が、所得税の控除対象になることが、あるからね。

 

 京都市左京区の宝ヶ池球技場と、伏見区下鳥羽にあるサッカーグランドの整備費として、京都市に15億円もの寄付を申し出た人が居た。

 

 氏名は公表されてないけど、サッカーやラグビーに使われる場所だから、いわゆる、スポーツ経験者か、ファンの方なのやろう。

 

 まぁ、高額の納税をしている人も、どうせ、納税するのなら、自分の意図するところに税金を使ってほしいと思う気持ちは分かるわな。

 

 議会やら、行政任せでは、何も納得した使い方がされてないという、不満の裏返しでもあるわな。

 

 もう一つは、天下の任天堂の故山内氏の財団や。

 

 花札やトランプを作っていた任天堂は、いまでこそ、世界有数のコンピューターゲームの大企業やけど、もともとは、京都市下京区正面通沿いの小さなビルで生まれた。

 

 この創業の地にあった建物を、ホテルとして開業されるニュースが出ていたけど、これだけではなく、この近辺一帯の活性化の為に、一大開発プロジェクトを進めて、地元への恩返しをしたいのだという。

 

 資金力も豊富な任天堂の創業者、故山内氏は、巨万の富があったからね。

 

 ちょうど、この近くには、京都市立芸術大学が移転建築中だし、数年後には、少しダークなこの街のイメージが一新する。

 

 五条楽園という遊郭の跡やら、元暴力団事務所の合った場所は、どうしても、一般市民があまり近づかない地域やった。

 

 でも、この菊浜学区で、山内氏の財団が、大きな土地を買い入れて、大規模な再開発を計画している。

 

 この地域の中心を流れる高瀬川も、再整備され、風情のある地域がリフレッシュされると、新たな京都の魅力が付け加わることになる。

 

 京都市が貧乏たれな分、市民が気概を持って、何とか地域を活性化したい。京都は、町衆のまち、やからね。

 

 お上になんか、任せておけない。そんな感じやわ。