規制緩和の代償
知床観光船の沈没事故での運営会社社長の土下座3回会見を見て、皆さんはどう感じられたやろう。
私、これって、政府が、規制改革なんかするから、こんな、ど素人が、観光船の運航を出来てしまうのやないかって、感じたわ。
以前、スキーバスが、中国人運転手を雇って、ツアーバスの運転をやっていて起こした大事故の時もそうやった。
なんで、こんな、素人同然のバス会社が、人の命を預かるような大事なお仕事が出来てしまうのかって、素朴な疑問を感じた。
バス会社や、今度の観光船の運営会社だって、極めて公共性の高いお仕事をする、ちゃんとした企業さんやないと、信用出来ないわな。
こんな資格もないような、素人に毛が生えたような会社が、まともな会社と同じレベルの仕事が出来ないのに、無理をしてやっていた。そんな、印象を受けたわ。
日本は、規制でがんじがらめで、新規参入がなかなか出来ない国。だから、誰でも自由に参加出来て、競争して、値段が安くなったら、国民の利益になる。
こんな理由で日本中で、規制緩和が進んだ。
その結果、今まで、そこそこの規模の会社が、社員をちゃんと研修させて、責任ある仕事をさせていたのに、免許取りたての素人が明日からバスを運転出来たりする怖い状況になったのやなかったか。
大手バス会社などは、親族だけで3人でバスを運転する会社が、安く運行を受注出来てしまうおかげで、どんどん、運転手のお給料が下がって、運転手不足になった。
タクシーの会社も、今まである程度の台数を制限していた地域で、自由にタクシー会社が新規参入で来たおかげで、運転手さんの手取りが激減した。
トラックの業界も、自由な参入で、車の台数が増えすぎて、運賃の引き下げ競争が起きて、ドライバーの成り手がいなくなり、大変な事になった。
いま、規制緩和の総括をして、本当に、このやり方が正しかったのか。それを検証すべき時代が来ているのやないか。
効率ばっかり追い求めて、高い給料の社員の首を切り、昨年雇ったばかりの素人船長に観光船の運転をさせる。この恐ろしさを知らない素人経営者。
我々利用者は、これを、見分ける術がない。
今までの、国の政策は間違ってましたと、言うべきやで。
安全は全てに優先する。この考え方の無い企業は、免許を出すべきやない。これって、当たり前の事やないのか。