拒否権
国連っていうのは、もともと、第二次世界大戦時の連合国が、基礎になっている。
もう80年近く前の枠組みが、未だに残っている事を、改めて認識されられた気分や。
というのも、アメリカ・ロシア・中国・英国・フランス。
この5つの、常任理事国が1つでも、反対すれば、何も決められないという、強力な拒否権を未だに持っているのやね。
今度のロシアによるウクライナ侵攻でも、当事国のロシアは別にしても、他の四か国で、ロシアへの非難決議をしようと思っても、中国がロシア寄りの態度を取るから、議決が出来ないのやね。
ただ、今度の事で、中国は、名指しでロシアは非難しないまでも、残念という意思は表明しているのやね。
今の国連なら、色々な意味でも、日本やドイツなどが、参画しないといけないやろうに。
未だにドイツ、日本、イタリアには、敵国条項が残っているのやね。理不尽にも。
いったい、何時まで、こんな体制を維持するのかな。
まぁ、国連でいくら、非難決議をしても、そんなに大した意味も、ないけどね。
昔は、国連の事務局長は、紛争解決の仲裁役をやっていたけど、今は、人の喧嘩には首を突っ込まないからね。
これって、ただのサラリーマン化しているかのような感じやからね。
今度の事は、下手をすれば、第三次世界大戦にまでなってしまう可能性があると、指摘する人もいる。
ロシアは核保有国だと、威嚇しているし、ウクライナにNATOが援軍出して、モスクワに届くミサイルを撃ったりしたら、それこそ、泥沼になる。
プーチンの振り上げた拳を、どうして、どこで、おろさせるか。その落としどころが難しいのやね。
今度の事って、もともと、ソ連国内での対立が基にあるからね。クリミヤ半島を手中に収めて、ウクライナの東部を取り返したいロシア。
恐らくロシアは、ウクライナがNATOに参加しないという確約がないと、兵を引かないやろう。
西側諸国も、ウクライナに加担することの意味を解っているからね。
昔なら、米国が乗り込んできて、均衡が保たれたところで、手打ちなんやろうけど、今度、米国が送り込んできたのは、たった7000人やしね。腰が引けている。
脅し合い、にらみ合い、が続く可能性は高いかもね。