日本人の価値
最近の日本は、欧米と比べて、労働生産性が低いと、よく言われる。
国民一人当たりのGDPの数値は、正直なもので、その国の人が、どれだけ儲けているか、どれだけ付加価値を生み出したお仕事をしているかの目安として、よく使われる。
でもね、例えば、世界中に、日本食として、ラーメンのチェーン店が進出している。このお店で働く店員さんのお仕事を比較してみたらわかりやすい。
東京で、働く店員さんは、時給1000円。ところが、ニューヨークで働く店員さんの時給を円換算にすると、何と3000円にもなる。
このお二人の仕事の内容に、そんなに差があるか?
やっている仕事内容が同じなのに、日本では、1時間に1000円しか貰えない。アメリカでは3000円も貰える。
日本人の店員さんの努力が米国人の店員さんの努力に負けているのかってお話しなんやね。そうやないわな。
労働生産性を上げろと言われても、そら、無理なお話しやわな。
つまり、日本人の労働価値が他国と比べて、低い。この原因って、実は、ラーメン1杯のお値段の差だけということにならへんか。
東京では1杯1000円以下。ニューヨークでは、30ドル近くもする。この差がそのまま、労働生産性の差になっているだけなんやね。
なら、どうしたらいいか。日本も外国並みに、物価を上る当たり前の国にしないといけないだけ・・というのが、答えでしかないのやね。
実は、インフレ=物価上昇は「悪」という、マスコミの刷り込みが、あかんのやね。
9月から、あれが値上がりした、これが、値上がりしたという記事が新聞紙上に華やかに載るけど、実際の物価指数って、全然あがってない。
むしろ、コロナで下っている。この原因を考えるべきなんやね。
諸外国と日本は何が違うか。これを考えたときに、財政出動のやり方が違うのではないかと私は思っているのやね。
来年度の予算の概算要求が新聞紙上に昨年末、載っていたけど、この中で、本当の「真水」の支出がどれだけあるか。
例えば、公共事業に投じたお金は、それを請け負った企業から、下請けに回って、それが、多くの人の給料になって、支払われ、それが消費になる。つまり、お金が回るのやね。
ところが、社会保険やら、年金、補助金、助成金に回るカネって、どこかの財布が膨らむだけで、中々、世の中にお金が出回りにくいのやね。
無駄な公共事業をしろとは言わないけど、社会が便利になるための投資に、もっと金を使った方が、経済は良くなるのやね。
この国は1年間に107兆円もお金を使っているのだけれど、その中にいったいいくらの「真水」のお金があるか。ここなんやね。日本の問題は。
国債の償還と借り換えなんかに、26兆円も使っているけど、このお金は、金融機関の金庫にお金が動くだけ。
ちっとも、お金が生きた使われ方をされない「死に金」になっているのやね。
ちゃんと、予算を有効に使って、しっかり、経済を右肩上がりにしないと、日本人の価値は下がり続けてしまうことになる。
これ、見て見ぬふりしていていいのかね?