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京都らしくない

 最近、京都は、紅葉の時期と、コロナ感染者数の激減も相まって、どこの観光地も人が増えた。

 

 外国人は少なくて、ほとんどが日本人。こんな京都は、しばらくぶりかもね。

 

 いろいろな雑誌やネットメディアでも、京都の事をご紹介してくれるのは、ええのやけど、どうも、京都の事を、観光都市だけだと、決めつけている文体が気になることがある。

 

 京都駅に来て、何も和風なものが無い。せっかく、来てやっているのに。。なんて、口調。私には、ちょっとカチンと来るのやね。

 

 京都を鎌倉や熱海などの温泉地のように、考えているのやったら、それは、全くの見当違いやで。

 

 京都の経済のうち、観光関係で飯を食っている人の割合なんて、たった1割ほどやからね。後の9割は、観光なんて、全く関係ない事で生きている人たちやから。

 

 せっかく来ていただいたのだから、道案内ぐらいはするけど、多くを期待されても困るといのが、京都人の本音やからね。

 

 京都らしい町並みを残せと言う人たちも、京町屋がどれだけ底冷えして、住みずらいかを知らないわな。

 

 我々は、何でも古びたものを、冷凍庫に押し込んでいくような感覚で、期待されても困るのやね。ここで生きて住んで、暮らしているのやから。

 

 実際147万5000人の人たちが住み、いろいろな仕事をしたり、あるいは、大学生活を謳歌したり、している点で、他の大都市の変わらない営みを続けているのやからね。

 

 実際、観光と言っても、京都に落ちるカネはそんなに大した額ではない。

 

 みんな、観光地の拝観料や、美味しいお料理のお店にはお金を使うけど、泊まりのない、日帰りの方が多いわな。

 

 雨後の筍のように出来たたくさんの宿泊特化型のホテルなんて、先日発表された数字で、お部屋の稼働率は、やっと39%まで、戻ったばかり。

 

 それも、1泊15000円のホテルがディスカウントして、3000円で泊まれたりするから、若いカップルがラブホ代わりに使っているなんてニュースも聞く。

 

 おまけに、京都は寺社仏閣が多いけど、このほとんどが宗教施設だから、固定資産税がほとんど、京都市には入らない。

 

 法人税も、宗教の自由を盾にとっているから、無税の場合がほとんど。

 

 京都市がお金が無いのは、そんなところに問題もあるのやね。なのに、文化財の補修や、観光施設の維持管理費は、増える一方。

 

 たくさんの観光客の使うトイレの整備まで、市民税で賄うから、そら、苦しくなるわ。

 

 京都を京都らしく残したいのなら、ちょっとは、国も助けてくれても良いのになんて思ってしまうわ。