あまのじゃく
自分は、人と同じでは、満足できない。そういう考え方をする人は、実は多いのやね。
自分の周りが、みんな阪神タイガースのファンばかりだから、自分は、広島カープファンになる。
そんな、天邪鬼(あまのじゃく)な、考え方が、誰もの心の底のどこかに、あるものなんやね。
逆に、人と同じであること。違わないっていうことに、至福の安心感を感じる人もいるけどね。
日本人って、島国で、比較的、小さなコミュニティで、狩猟型というより、農耕型のような国民性がある。
そのためのに、地域から個人への同調圧力っていうのが、比較的強いのやね。
この村社会的な部分が、都会では薄れつつあるけど、地方では、まだまだ、お互いの行動を監視するようなところもある。
ある子どもが、珍しいショッピングバックを持っていて、それ、いいねってなったら、みんながそれを持ち出す。
すると、そのバッグ以外のものを持っていても、皆が同じものを持っていると、自分も同じ物を持った方が良いのではないかという、気持ちになる。
そして、知らない間に、その町の子ども達は、みんな、同じバッグを持っているような状況になる。
ある特定の地域だけで、特別、流行するものって、意外とあるみたいなんやね。
これって、ある時には、仲間外れになりたくないという、感情が根底にあるのやね。皆と、一緒がいい。
このことの裏返しは、「悪目立ち」したくないという、感情。
ここまで行ってしまうと、それと違うバッグを持つことが、「あまのじゃく」とか、「変わり者」のレッテルを張られる勇気がないと、いけなくなってしまう。
でも、本当は、自分は人とは違うのだと主張したい願望が、誰の胸の中にもあるはずなんやね。
だから、周囲の批判を気にせず、自分の好きなもの、良いと思うものを、突き詰める能力が養われていくはずなんやね。
人と、違うことは、悪い事ではない。むしろ、素晴らしい事やと、開き直る気持ちのようなもの。
これが、自分を一つ、高みに連れて行ってくれる第一歩になると思うのやね。