アメリカと戦争
アメリカ軍が、アフガニスタンから全面撤退した。世界一の戦力を誇る米国軍にしても、力で、相手の国を思うとおりに出来ないものなんやね。
結局、タリバンが国を制圧してしまったからね。
考えてみれば、過去の、米国の思うとおりになった戦争って、第二次世界大戦の対日本だけやったのやないのかね。
ベトナム戦争にイラン・イラク、この60年間に米国が関わった戦争で、明らかに勝ったと言えるのは、湾岸戦争(第一次イラク戦争)だけやなかったかな。
後は全部、お世辞にも戦勝したとは言えないわな。
紛争解決のための戦争が、如何に無意味で、泥沼にしか向かわないのは、長きに渡った、アフガン戦争が、物語っている。
結局、国とは、国土と国民が政府を形成して、自治を行って初めて、国の体を成す。
大国の援助で出来た傀儡政権は、最後には、失敗して終わるしかないのは、歴史を見れば明らかなんやね。
日本は、米国を味方にしておけば安心と、日米安保体制を、後生大事にしてきたけど、これ、いつまで続くのかな。
中国が攻めてきたときに、日本の防衛のために米国軍が命がけで守ってくれる。これは、恐らく幻想になっていくやろう。
自国の防衛っていいうのは、その国の意思が無いと成り立たない。用心棒は、カネで雇われていただけで、命までは懸けてくれないわな。
少なくとも戦争は、その地域の軍事バランスが崩れたときに起きる。米国が在韓米軍を縮小しようとしたら、必ずその空白を埋めようとする力が働く。
日本が朝鮮半島防衛が出来ない限り、中国を背景にした北朝鮮や、ロシアまでもが、その崩れたバランスの地域に乗り込んでくる。
もう、米国だけが世界の警察をしていた時代は、とっくに、終わったと、早く考え直すべき時代なんやね。