いい娘ぶらなくていいって
テニスの大坂なおみさんが、全仏大会を辞退したニュースが出た。みんなの驚きの大きさから、新聞の見出しの文字も大きくなっていたね。
彼女は、試合後のインタビューやら、直前にされる記者の囲み取材が、余り好きではなく、心のプレッシャーになっていたと、カミングアウトした。
そして、そのことから、鬱状態になってしまうことも告白。
世界でプレーする彼女を見ていて、その勝負度胸の強さから、逆に彼女自身のハートが、大変強い方だと、勝手に皆が思い込んでいたみたいやね。
本当の彼女の性格は、精神的に内向的で、口下手で、自分の発言が、誰かを傷つけるのではないか、誰かから批難されるのではないかと、ビクビクしていたみたいやね。
このことから、殊更、テレビカメラやら、取材の際には、ひたすら、「いい娘」を演じなくてはと、思いつめていたのやろうね。
アスリートの人たちって、みんな精神が強い人って、皆が決めつけ勝ちで、取材の方法も、とかく紋切型になりがち。
型にはめていたことが、彼女を苦しめていたみたいやね。
不愛想と評価されるのが嫌で、媚びた模範解答を続けながら、自分とは別の自分を演じ続けることに疲れてしまった。
世界ランキング1位にまで上り詰めた彼女には、情け容赦ない取材攻勢がかけられ、それに彼女自身の心が耐えきれなくて、叫び声をあげた。そういうことなのやろう。
ストイックなスポーツには、自分を追い込むような能力も必要になってくる。でもそのことが、彼女の精神的な心のバランスを崩してしまったのも事実。
それも含めて、実力主義の世界では、生き残りが賭かかってしまうという現実。彼女にも、誰か、精神的な支えになってくれる方がいたらいいのにね。
欧米のメディアは、あらゆる女性アスリートで、賞金ランキング1位の「白人」ではない、しかも日本人なのに、主張が強くて、肌の色の黒い彼女に、意地悪したい人たちが多いのかもね。
全仏は出たくないでも、不思議とウィンブルドンには出るのかって、ずる休み批判をする彼らの中には、潜在的に、差別意識が眠っているのやろうね。