ええとこ取り
独裁的な政治体制っていうのは、国民に有無を言わせず、従属させることができるから、トップが道を間違えさえしなければ、ある程度の成功を手にすることが出来るものや。
戦前の日本も、挙国一致とか、国民全部が同じ方向を向いて、突き進むことが出来たら、こんなに、強いものは無いからね。
戦後日本の奇跡的な経済復興も、政治が主導して、富を集中的に投資して、国民には、ある程度の我慢は強いるものの、国の発展のためにはある程度の辛抱は必要だという、考え方があったと思うのやね。
ところが今は、リニア新幹線の工事が進むのに、静岡県の知事さんが、反対して、なかなか、工事が出来ないとか。
成田空港の反対派の砦が、いまだに買収できずに、空港敷地内にまだ残っているとか。
沖縄の普天間飛行場の移転が何年たっても、反対派の妨害で進まないとか。
高速道路作るのに立ち退きを強いられている人が、強制的になかなか退去してもらえないとか。
昔なら、国に盾付くなんてとんでもないという考えやったけど、民主主義的な力が増えてくると、えてして、経済発展などには、マイナスのベクトルが作用する場合も多い。
これは、恐らく、民主主義の足かせであるとともに、民主主義の深化になるのやろうね。
今の世界では、例えば、中国やロシア、北朝鮮などの、独裁的な国家は、資本主義経済のおいしいところ取りをしていると思うのやね。
為政者の思うがままの政策を、資本主義経済の真似ごとを、利用して、富を集めることに成功しているからね。
社会主義や共産主義では、平等や公平がや優先されるあまり、権力の集中が利権の温床になり、社会的な腐敗が進むものやからね。
それを、力でねじ伏せているのが、今の中国。採算なんて度外視して、高速鉄道網を整備したり、強大な国家権力を利用して、都市開発を進めたり。個人の幸福なんて二の次やわな。
つまり、現在のG7などの先進国は、民主主義のコストを支払っているのやね。なのに、中国は、それを社会主義体制によって、抑え込み続けている。
ある意味、国民に犠牲を強い続けているのに、国体が維持できるという、力による民衆弾圧をし続けているってことなんやね。
ここに、他の国は、反感を持っているのやね。価値観を同じく出来ない部分。
結果、中国という、ブラックホールのようなところに、世界の富が集まり、他の国の雇用や、利益を奪っているという状況なのかな。
ロンドンで開催されるG7の意義は、そんな独裁国家の、「ええとこどり」を許さないことにある。
トランプ氏は去って、バイデンさんが、先進国との共同戦線を取り戻す。そんな、サミットになりそうやね。